やしょうま作り
2009年 02月 15日

昨日大町市内の「塩の道博物館」で「やしょうま」作りがありました。
【やしょうまとは・・・】
お釈迦様が亡くなられた日の2月15日の前日に、米粉を練って、いろんな色をつけた棒を組み合わせ、模様を作ったもの(やしょうま)を、当日お釈迦様や仏壇に供える習わしがあります。この風習は、お釈迦様が亡くなられる直前にヤショという弟子が、米の粉で作っただんごを進ぜたところ、お釈迦様がおいしそうに召し上がり「ヤショ、ウマかったぞよ」と言ったところからこのだんごを「やしょうま」と呼び、命日の涅槃会にやしょうまを作って仏様に供えるようになったと言われています。
また、昔のやしょうまの形が「やせた馬」に似てたところから「やしょうま」となったという説もあります。

塩の道博物館は、昔の大町の様子や、「塩の道」の事がよくわかるように色々と展示されています。

管理人も市内からお集まりの皆様とご一緒に頑張ってみました。
材料になるのは米粉と食紅です。
さすが地元の方々は手早いですし、なれてられますね!
昔はこういったものを作ってはお仏壇にお供えされたことでしょう。

蒸した米粉をねって食紅で色付けをし、柄になるパーツを作ります。


ここまでがものすごく力のいる作業なんです。
皆さん汗だくです!

のり巻きのようになったものを糸で切っていきます。


可愛らしいやしょうまができました。これはその日のうちならそのままで、かたくなったら焼いてお醤油をつけて食べるそうです。
信州の方々は皆さん器用です。お漬物もそうですが、呑みあるき当日に出していただくお漬物も、ほとんどが自家用お野菜で漬けられてるお漬物です。
保存食天国の大町ですが、チョット願うのは、若い方々にこういったものを意識していただきたいものですね!
by nomiaruki
| 2009-02-15 19:05
| 大町の風土